中国大陸侵出から始まり1945年8月15日の敗戦で終わった15年戦争については、当初占領軍である米軍はかなり強硬に日本の民主化政策を導入するつもりでいたが、その後の急激な米ソ間対立によりその戦争責任はなし崩し的に曖昧化され、軍国主義的な要素はかなりの範囲で温存された。
東京裁判でごく一部の者がいけにえ的に裁かれた後は、国民は自分には関係なかったこととその責任に背を向けてしまった。それに加えて、折からの朝鮮戦争とベトナム戦争の特需で総括が曖昧なまま、かつて侵出し加害を行ったアジア諸国を相手にビジネスのみに関心が向いてしまい、歴史を振り返る努力と態度を怠ったまま現在に至ってしまった。
今こそ、真摯に歴史に向き合うことが必要であることを痛感する。
